2017年4月に購入し、メインで使っているHUAWEI P9のバッテリーの調子が悪くなりました。丸1日持つ日がなくなって、モバイルバッテリーを毎日使用していました。
そこで交換用バッテリーを探してみましたが、昔の携帯のように、簡単にバッテリーだけ取り替える事はできないようでした。裏フタを開けて10秒ぐらいで交換できるイメージだったのですが。。。案外苦労したので、記録を残しておきます。
アマゾンで注文、3580円の取替セット
まず品番「EVA-L09 バッテリー」で検索してみましたが、なぜか出てきませんでした。
愛称であろう「P9 バッテリー」で検索すると、いくつか出てきました。なぜだ。
私が購入した物は、「HB366481ECW 自分で交換キット」という商品です。
この商品セットは、純正と同じ容量のバッテリーと、交換するために必要な工具がすべて入っています。他にも安いセットがありましたが、レビューが無かった為スルーしました。最近は偽レビューも出回っているので、文章の内容が不自然ではないかも確かめました。
さて交換。外フタを開ける
アマゾンのレビューでは、少し苦労した人が多いように感じました。そんなに難しくはないだろうと予想できました。しかしまさかここから苦労するとは。。。
まず、シムカードスロットを外します。スマホの左側面の上の方に、2cmぐらいの怪しい場所があります。そこにシムカードとSDカードが入っています。
2mmぐらいの穴が開いていて、普通はその穴に純正工具を差して、グッと押すと、カードスロットが出てきます。
純正工具はスマホ本体の付属品で、バッテリーセットには付属していません。私は近くにあったシャープペンシルの芯を5mm程出して、それで押しました。芯が折れて困るリスクがあるので、純正工具が無い場合は紙を留めるクリップをおすすめします。
次に、下部にある充電用コネクタの左右にあるネジ2本を外します。これは説明書通り、工具もピッタリで問題無いでしょう。
親切な説明書には、一度では開かないので、何度も吸盤工具で力を加えてくださいと書いてあります。この機種は開きにくいようです。
その前に私の場合、スマホの裏に貼ってあるステッカーをはがす必要がありました。
これがあると吸盤がくっつきませんでした。
第一の難関、フタをはずす
ステッカーをはがすと吸盤が付くようになりましたが、ぜんぜんフタが開く気配がありません。下の画像のようにピックを差してクマのような状態になるまでに、15分は試行錯誤しています。100回工具を握って、やっと1mm開いたような状況です。そしてこのクマ。
クマにしたり、写真を撮ったりすると時間がかかります。
余程クマが大好きな人でなければ、クマにするメリットはありませんので注意してください。
クマにした後も全然開かなかったので、説明書には書いていない方法を試しました。充電コネクタを差す場所につまようじを入れてこじったのです。
おすすめできる方法ではありませんが、これで問題なく開きました。この状態まで行ったら、あとは左右から上部へと、ピックではずしていきます。無事開きました。
次に、バッテリーの右上にあるアンテナ線(赤矢印)と、バッテリーのケーブルホルダーのネジ2個(青矢印)を外します。
アンテナ線はすぐに外れます。ケーブルホルダーの左のネジは、上にシールが貼ってありました。この辺もできるだけ元に戻せるように外します。
ネジは軽く止められていました。しかしこの金具が変わった形をしており、上に引っぱるだけでは取れませんでした。このような小型作業員がいると、作業がはかどります。
ただし、クマにしたり作業員で遊んだりしていると、時間がかかります。
第二の難関、バッテリーをはずす
次に、バッテリーのケーブルを外し、やっとバッテリーを外しにかかります。
粘着テープが裏側に貼ってあるようで、またピックで地道に外す必要があります。
説明書には、バッテリーの裏にはケーブルが2本あり、これを絶対に傷つけないようにと書いてあります。しかしP9のケーブルがどこに走っているのかは書いていなかったため、少しめくってみて(下の写真右側)確認し、真ん中から攻めていく事にしました。(★ここは真似してはいけません★)
説明書に書いてある通り、やわらかいバッテリーです。
外す途中で気付いたのですが、絶対傷つけてはいけないケーブルが傷ついているではありませんか!!
傷つけないようにケーブルの位置を確認してからピックを差し込んだものの、ケーブルは予想外に、真っ直ぐ下には行っていませんでした。。。
小型監督に報告しました。
相談の結果、手で平らに戻してから組み戻してみる事にしました。
あとは付属の両面テープを貼り付け、はずした箇所をすべて戻していきます。
いままでの外しにくさを考えると、この時点で作業の90%は終わっています。
クマのステッカーも新品になり、完了しました。
無事充電でき、ケーブルの曲がりも問題なかったようです。
まとめ
HUAWEIカスタマーセンターに頼むと、16000円+税かかり、納期は約1週間。購入から1年以内の不具合なら、無償修理の対象のようです。私の場合は1年4ヶ月での不具合でした。
自分で交換セットは3580円。アマゾンで注文した翌日には到着するでしょう。この1時間の作業の難易度に問題がなさそうなら、自分で交換セットはおすすめできます。バッテリーは消耗品なので、この値段で1年持てばOKでしょう。
私は2017年4月に、このスマホを38000円で購入しました。その前は、シャープ製、ソニー製、サムスン製とメーカーを問わずにスマホを交換してきました。なぜHUAWEI製(中国)に決めたかと言うと、2016年に日本で識者によるランキング1位のスマホだったからです。それも断トツで。
日本では中国製のイメージは悪く、安いけどすぐ壊れるイメージがあります。たしかにそのような製品も多い。私もいつも使うスマホや、命を預ける車のような商品では、中国製を避けていました。しかし時代は変わっています。安さを売りにするのではなく、良い商品を作っていて、アップルやサムスンを押しのけて断トツ1位のメーカーがある。それがまさかの中国メーカーというのが現実です。
先ほどの1位HUAWEIのランキングは「Itmedia」で検索すると出てきます。2位サムスン(韓国)、3位アップル(アメリカ)と続き、たしか7位ぐらいにやっと日本製が出てきます。2017年は1位アップル、2位サムスン、3位HUAWEIでした。参考まで。
HUAWEI P9(EVA-L09)は、カメラ機能、カタログスペック、コストパフォーマンスに優れ、なおかつ日本のメーカーのようなカスタマーセンターにつながるります。今までの中国製にはないメリットではないでしょうか。知れば知るほど、世界における日本の立場を感じられる、おすすめのスマホです。