うちの太陽光の年間売電額。買い取り単価が下がった太陽光発電はオワコンなのか

買い取り単価の下落

先日貸店舗の屋上に、太陽光発電の設置が完了しました。
2018年度の買取単価は21円。
7年前ぐらいは40円を超える時代があったので、下がってきたのは確かです。

買取単価は半分以下に下がりましたが、問題は「利益も半分以下になったのか?」です。

太陽光を付けた事を知った近所の人に、
「今は安くなって、もうダメらしいね」
と言われました。

何をもって、「ダメ」なのか。
テレビで見た「買い取り単価の下落」を鵜呑みにしているんだと思います。

買取単価と初期投資

たしかに今更感がある太陽光発電ですが、私はまだまだ終わっていないと思います。
うちの太陽光の設置時期と、実際の売電を見てみます。
10kw前後が3箇所で稼動しています。

自宅
H24年度(2012年)
233kw×30枚=6.99kw
269万円(38.5万円/kw)
買取40円税抜
H27年度追加
244kw×14枚=3.416kw追加
130万円(38万円/kw)
合計10.4kw
合計399万円
H24年度の単価が適用され、買取40円税抜

アパート
H27年度(2015年)
244kw×48枚=11.712kw
358万円(30.6万円/kw)
買取32円税抜

店舗
H29年度(2017年)
300kw×39枚=11.7kw
268万円(22.9万円/kw)
買取21円税抜

H24年度の単価の自宅は、買取が40円の頃は買取金額は高いものの、設置金額も高いです。
買取40円、10.4kw設置で399万円。

5年後のH29年度の単価の店舗は、買取21円と約半分に減りましたが、設置金額も大幅に下がっています。
買取単価21円(買取金額48%減)、11.7kw設置で268万円
比較のため10.4kwだとすると、240万程だと思います。(初期投資40%減)

買取額は約半分になりましたが、設置費用も4割下がっているという事です。

買取単価と売電金額

もう少し分かりやすく、売電金額を見てみます。

アパート(H27年度)
11.7kw
2017年の実際の年間売電額57.6万円(買取単価32円)
設置費用(金利含む)401万円
単純計算で、設置費用が7年で回収できます。
利回り14,4%

店舗(H29年度)
11.7kw
年間売電予想37.8万円(買取単価21円)
設置費用(金利含む)298万円
設置費用が8年で回収できます。
利回り12.7%

H30年度の買取は18円に下がっていますが、それでも利回り10%はあるでしょう。

今始めた場合の年間収支予想

初期投資300万(現金、又は借り入れ)

1年目~10年目までは、
年間支払い30万円
年間売電30万円

11年目~20年目までは、
年間支払い0円
年間売電30万円

つまり、300万円を投資(又は借り入れ)すると、20年かけて600万円返ってきます。

太陽光発電のデメリット

台風の被害、パワコンの故障等物的被害
日照時間に左右される、南側に高層マンションが建つ、等のリスク
屋根に取り付ける場合、雨漏りのリスク
300万円を投資する、又は借金する事

これらを検討してみて不安なら、やめておいた方が良いと思います。
私はまだまだおすすめの投資だと思います。

私にとっての難点は、おもしろみが無い事でしょうか。
誰でもお金を出せば始められる
リターンもお金

取り付けてしまえば経営手腕など関係無く、自動で口座のお金が動きます。
私は、やりがいのある不動産経営の方が好きです。

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